北東24knt,波高2.2m
雨
2日前から前線が本州の東海上にあり、ゆっくり北上していましたが、どこまで近づいてくるかが問題でした。
はっきり言って、人様の艇TSURUGIに乗せていただき、かつレース(第32回 三浦ー伊東レース)でなければ、海に出るはずはないコンディションでした。
朝から雨がザアザアと降り注ぐ中、電車で三崎口に向かいますが、内心はレースの中止を祈っていたことを告白しないわけにはいきません。
京浜急行も規定以上の降雨のために徐行運転しており、20分遅れで三崎口に到着。
待ち合わせしていたMisawaさんとともにタクシーで諸磯へ。
0930のスタートまで時間もなく、乗船後早速出港しました。
降りしきる雨でしたが、下田に置いてある艇からわざわざ送ってもらったオイルスキンにブーツの完全装備なので、この雨でも寒さに震えることはないだろうと思っていました。
(撮影:Misawaさん)
雨の中50艇が勢揃いする海はさすがに壮観です。
そして、スタート。
固まっていた艇群が徐々にばらけて来ます。
レース初めての私にはファーラーではなく、ハンクスで上げるジブの重さにはまいりました。
そもそも初めての艇であったのに加えて、シートの多さに驚きが…
何も役に立たない前提の参加でしたが、はたしてその通りでした。
(動画)
雨が通るはずのないオイルスキンにもかかわらず、なぜか、上も下も湿っぽくなってきました。
どこから雨水が?今まではこんなことはなかったのですが、オイルスキンの老朽化でしょうか…
しかし、ヘリー・ハンセンのアンダーウェアの保温力のおかげで濡れている割には体温を保持できました。また、ありがたいことに、デュバリーのブーツの中だけは完全に防水。足が冷えるのが一番のダメージですから。
カメラも解像度が下がっても防水仕様のカメラを持ってくるべきでした。カメラもずぶ濡れ...
伊東沖は波が立ち、水の色も真っ茶色…異様な光景でしたが、やっとゴールです。
伊東サンライズマリーナのパーティ会場で記念撮影(この写真のブレかたはすごい...悔やまれます)
初めてのレースは忘れられないものとなりました。
TSURUGIの皆さん、ありがとうございました。
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