アメリカ東海岸はハリケーン アイリーンで大変な騒ぎになっています。
東海岸の港では様々な船が台風養生で大変なことでしょう。
たまたま、昨夜「パーフェクト・ストーム」を久し振りにiTunesで見ていました。
アイリーンという名に聞き覚えがありました。
てっきり、映画のハリケーンもアイリーンではなかったかと思い、見直してみました。
すると、ハリケーンの名前ではなく、出演していた太った女性の名前がアイリーンでした。
ハリケーンを命名した際に「パーフェクト・ストーム」を意識したのかしら?
ハリケーンをテーマとする話で同じ女性の名前とは妙な符合です。
しかも「パーフェクト・ストーム」は実話に基づいた映画だそうです。
上の衛星写真はそのアンドレア・ゲイル号が遭難した時のものです。
すごい雲の渦ですねぇ 等圧線の密度も非常に濃そうな感じ
ここからが本題なのですが、
「パーフェクト・ストーム」には遭難したカジキ漁船アンドレア・ゲイル号の他にバミューダ諸島に向かうセイルボート ミストラル号が描かれています。
ロングキールのカッターでいかにもクルージング艇です。いいですねぇ〜こんな艇は
そのミストラル号に、熟年男性のスキッパーに女性のクルーが二人。
しばらくはのどかな航海でしたが、そのうちハリケーンのまっただ中へ
そこで問題が発生します。
スキッパーはベアポールに近い形で艇内に籠もってハリケーンをやり過ごそうとします。
映画の中でも何回か横波を受けてブローチングしますが、艇は起き上がっていました。
一方、女性クルーは自分の命は自分で守ると言ってスキッパーのいうことを聞かずに、コクピットに出てティラーを握って風を受けて走ります。(いつの間にかジブが上がっているのにはビックリ!)
さらに、メーデーを発信して救助を求めるのです。
スキッパーの言うことを聞かないクルー!困った事態...
信じられないことにコーストガードの巡視船とヘリが救援に来ます。(本当かよぉ?まあ、映画ですから)
3名は艇を捨てて、海に飛び込みます?
そして、大海原の山のようなうねりの中でヘリに救われて九死に一生を得たのです。
あの状況で、ヘリが救援に来てくれるのか疑問がありますが、来たとしてもあの風浪の中で救出される確率は低いと思います。
当然、ハリケーンに入らないように進路を取ることが前提ですが、あの状態ではスキッパーの判断が正当だったのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?
アメリカと映画だけの問題でなく、今日本にも台風が2つ不気味に接近してきてます。
パーフェクトストームにならなければよいのですが
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