南西14〜24kt、波高2.2m
神津島出港 06:40 下田着桟 14:00
この日のクルージングは写真も、ビデオもありません。
なぜならば、ティラーを握っているだけで手一杯だったからです。
南と西からは完全に守られている神津島三浦港を出港すると、直ちに南南東からの大きなうねりと南西20ktの真追っ手の風のお迎えに会いました。(想定済みでしたが)
うねりは昨日よりもさらに大きくなっている感じ。
夜は吹いてましたから
メインを2ポンで上げていたのですが、スタボーサイドからのうねりと真追っ手の風にメインは左右に大きく振れます。艇は左右にローリングしながらも進んで行きます。
メインを上げていたのは失敗でした。むしろ、ジブだけ上げていた方が...
祇笛島を回れば、なんとかと思っていました。
祇笛島を回ると、今度はサーフィングです。「おーおっ!」と快声が(小さく)上がりました。
よしっとばかりにジブを出しますが...
すぐに神津島の山上から南西のブローが上から強烈に打ち込んできます。
ガンネルを波が洗っている状態
慌ててジブを巻きました。
あたりを見回すと、どうやら神津島に近すぎると思い、式根島との中間方向に落として行きました。
すると、潮流もあってあっという間に式根島の南西端が間近に
慌てて上ります。(どこにいても大変)
やがて、神津島と式根島の間を越えようとすると、今度はうねりが南西から押し寄せてきていて、海上は波で大混雑の様相。なにやらシェイカーでかき混ぜているみたいな
ゆっくり見ていると恐ろしいのでしょうが、そんな余裕はありません。
島の間を抜けたあとも状況は変わりません。
黒潮の直撃と南西の風で流されるのは分かっているのですが、上れません。
南西がだんだんと西に振ってきているようでした。
タックしようか何度か思いましたが、荒れた状況で目的地の下田から離れる方向に舵を切ることができませんでした。
さらに、スプレーでびしょ濡れ... 頭だけでなく、おしりも
スプレーというよりか、波そのものです
コクピットに打ち込んだ波でコクピットに海水が泳いでいたのはこれが初めて。
しかし、排水溝からちゃんと水が出て行ってくれたので一安心
結局、爪木崎間際まで押されて行きました。
真西になった風の中、爪木崎もいつもの?状況に。
なんでいつもこうなんだよぉ〜
仕方なく、最後はジブを巻いて機走で入港。
入港後、ビールで疲れを癒して昭和湯へ
緊張感から解かれてホッとしたメンバーの笑顔
艇上では見ることができませんでした。
コンパニオンウェイのハッチを閉めておかなかったためにキャビンに浸水。
大反省です。
また、ナビゲーションは一から勉強し直さなければなりません。
ロングで艇をささえていただいたOzawaさん、Kazamaさんに感謝!!
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