最近 信託が気になっています。
先の東北大震災によって1千名を超える孤児が残されたと報道されています。
彼らはどうやって生きていくのでしょうか?
両親が生命保険を掛けていたとしても、未成年である子どもは保険金を受け取れません。また、受け取ったとしてもその使い方がわからないでしょう。
保険を信託にしておけば...
そんなことでこれから少し信託の勉強をしようと思っています。
小学生の頃に読みました。
我が家にあった少年少女世界文学全集の1冊の中に「小公女」とともにあったと思います。
英国の貴族である祖父ドリンコート伯爵の莫大な領地を相続するために米国から渡英したセドリック・エロル。
ドリンコート伯爵の後継者はフォントルロイ卿と呼ばれるらしいのです。
気むずかしい伯爵でしたが、セドリックはその祖父を虜にしてしまいます。
そして、二人は領地内の問題を次々に解決していき、領民に喜ばれるようになります。
ところが、自分が本当のフォントルロイ卿であると主張する母と子が現れます。
財産を横取りしようとする偽の相続人です。
ドリンコート伯爵は、フォントルロイ卿ではないとしても、なんとかしてセドリックに多くの財産を残したいと考えました。
私の記憶では、偽の相続人からセドリックへの財産を守るために「信託」という言葉がでてきたような気がしたのです。
それで今回読み直してみたのですが、「信託」は出てきませんでした。
気のせいだったのです。
「信託」は出てきませんでしたが、私の心に40年以上振りにセドリックが戻ってきました。
セドリックはしばらく私とともにいることでしょう。
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